東京証券取引所という日本経済の中心舞台で、情報システムが次世代へ更改されるに当たり、その技術基盤が日本を代表するIT企業の手から米国企業に渡った。しかも、その米IT企業は、創業10年そこそこの「謎のベンチャー企業」だというものだ。
これは、NUTANIX(ニュータニックス)というシリコンバレーにある企業だ。ストレージを使わずにサーバーだけで仮想化環境が実現できる。そんなデータセンターのインフラを根本的に変える「破壊的な技術」を提供している。2009年に創業後わずか7年で株式上場を果たし、現在、時価総額30億ドル(約3300億円)を超える企業だ。